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表面実装部品のハンダ付け練習

日本橋や秋葉原のパーツ屋に行くと最近では表面実装部品が当たり前に並んでいる.USB-シリアル変換によく使われるFT232RLなどは,DIPパッケージなどはなくて表面実装用のパッケージしか店頭に置いていない.万能基板に組み込もうとすると変換基板に頼る必要があるが,「表面実装部品のハンダ付け」からはもはや逃れる術がない.と,言うわけで,表面実装部品のハンダ付けを体験・練習することを兼ねて,フラットケーブル用のコネクタ変換基板を作ることにした.

何故に変換基板が必要かと言うと,昨年,デジットにジャンク部品として店頭に置かれていたLCDモジュール(あの¥100LCDモジュールだ!)を万能基板で使うためだ.こいつのフラットケーブルの接続はFFCコネクタが必要なのだが,これが表面実装部品しかないのだ(当然と言えば,当然だが…).ピン間隔は1mmと広い方なので初めてこの手の部品をハンダ付けするにはちょうど良さそうだ.

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準備したのは,FFCコネクタ(これもデジットで扱っている)とサンハヤトのエクステンション基板(ICB-070).コネクタに合わせてエクステンション基板をカッターで切りだしておく.

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表面実装部品のハンダ付け方法はYouTubeにある"Surface Mount Soldering"という超有名動画を参考にする.この動画によると,パッドとピンがハンダで接合されることが重要で,ピン間がブリッジしてもはんだ吸い取り線でブリッジしたはんだを取り除いてやればいい,ということがわかる.で,早速作業したのが下の写真.ブリッジしているところがたくさんある.

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ブリッジしたはんだは,はんだ吸い取り線で取り除いてしまう.それから各ピンのショートと導通のチェックを行って変換基板とコネクタのハンダ付けは完了.はじめ15Wの細手のこてで作業していたが,20Wの若干先の太いハンダごての方が作業しやすかった.あとは,ピンヘッダを取り付けて完成だが,ピンヘッダのハンダ付けの方が面倒な気がする…^^;.

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次は,何か表面実装部品で作ってみようかな?

by buchi1201 | 2009-04-30 23:19 | 日記