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信号の増幅を確認!〜50MHz用リニアアンプ製作(7)

基板の組み立ては終了したもののどうも通過型電力計の動作が怪しくて進んでいなかった動作の確認だが、怪しい電力計を修理に出す時間ももったいなく思えたので通販でダイアモンドのSX-200を購入してテストに臨んだ。

17日の朝に注文、昼に代金を振り込んだらその日のうちに商品発送の連絡。今日にはもう到着していたので夕食をとってからそそくさと梱包をといて、まずは電力計の動作確認だ。SX-200にダミーロードとFT-817をつないで、CWモードで送信すると5Wでも1Wでもきちんと電力を表示している。当たり前と言えば当たり前なのだが、さすがにさほど複雑でもない測定器でトラブっているとほっとする。

さて、電力計のチェックができたところで本命のリニアアンプの動作確認だ。リニアアンプは、まだケースに組みこまずに基板、パワーモジュールと放熱板を組み立てて、それにコネクタやケーブル類をとにかく取り付けた状態だ。スタンバイ用のケーブルもMacのシリアルケーブルのジャンク品をリレーと基板に直接ハンダ付けした状態…。

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リニアアンプとFT-817をつなぎ、スイッチング電源から13.8Vの電圧をかけてCWモードで1Wの信号をリニアに入れつつトリマコンデンサを調整棒で回すと…。で、で、で、出たー!最大で20W程度の出力が確認できた。さらにトリマコンデンサをチビチビと回して出力を12W程度に調整し、IC-PCR1000でモニタしながらUSBで送信してみる。音声は歪んでおらず、問題ないだろう。

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パワーモジュールを使ったリニアアンプは製作が簡単な部類に入るのだが、久し振りに本格的にはんだごてを握り、あちこちWebPageを検索したりSNSで相談にのって頂いたりして疑問を解消させ、通販やら日本橋をうろうろしてパーツを掻き集めてやっとのことでここまで辿り着いたので喜びもひとしおだ。

さて、作業もいよいよ最終段階。ケースへの組込みと最終調整だ。

by buchi1201 | 2006-04-18 23:19 | 無線