エンドフェッドアンテナを仕上げた

延々と水着のおねーちゃんの話を書き込むわけにもいかないので(笑),今回はフィールドデイコンテストで使ったエンドフェッドアンテナの話しでも….ううっ,でも衝撃だったんだよ,目の毒だったんだよ….

このエンドフェッドアンテナの元ネタは,AA5TB氏のWebPageに掲載されている"A 40m through 17m Mini End-Fed Halfwave Antenna Coupler"を参考に製作したものだ.回路図その他は原典をあたって欲しい.原典ではリグにチューナーを直結できるようにオスのBNCコネクタを使っているが,私は設置場所の自由度を採って同軸ケーブルで給電するようにメスのBNCコネクタを使った.
チューナーのパーツは,

(1)トロイダルコア:T50-#2
(2)φ0.5のポリウレタン被覆線
(3)ポリバリコン(16〜220pF)
(4)調整用の4.7kΩ抵抗
(5)ケース(テイシンのモールドケースTB-1)
(6)BNCコネクタ(メス)とターミナル
(6)その他、バリコンのダイアルと固定用のネジetc.

だ.ポリバリコンはたまたまシリコンハウス共立にあったものをチョイスしたので,選択するバリコンによっては同調範囲が変わるかもしれない.また,ポリバリコンを使っているのでQRP専用だ.高い出力のリグがないので実験していないが,もってせいぜい10W程度だろう.チューナー部分の製作の肝は,コイル部分だ.1次側3回、2次側28回巻で作るのだが,1次側は2次側に重ねるように巻かないと動作してくれない.
チューナーの同調点測定は,エレメントのインピーダンスが5000Ω程度だそうなので,4.7kΩの抵抗を写真のように取り付けてエレメントの代用にする.写真では空中配線だが,きちんとケースに組みましょう(笑).測定にはアンテナアナライザがあるとすこぶる便利.アナライザを自分の出たい周波数に合わせて,バリコンのダイアルを回してSWRが1.0になる箇所をマークしていくだけだ.当然,ディップメーターでもOKだろう.

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エレメントの方は,ビニル被覆線等を自分の希望する周波数の波長の0.5λ+0.05λで
カットする.私は割りと適当に7mでカットして,0.5m程度を調整用のヒゲにした.エレメントには先端と給電部側に絶縁物を介して固定用のロープを取り付ける.絶縁物には,私はホームセンターで入手したt=1mmの発泡塩ビ版を使っている.強度は低いが加工がやりやすいので,ちょっと試してみたいときなどには便利だろう.エレメントの接続にはバナナプラグを用いるようにした.

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さて,実際に屋外に持ち出してアンテナとしての調整である.近所の海岸にある公園でケーブルキャッチャーをポールにしてアンテナを張ってみた.実際に移動運用で使う同軸ケーブル(3D-2V)でチューナーとアンテナアナライザを接続して,21MHz帯でSSBが運用できる周波数にアナライザを合わせてチューナーのバリコンをマークした21MHzあたりに合わせるとSWRは1.0までストンと落ちる.このチューナーの調整は若干クリティカルだ.

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この状態で,カバーする帯域を調べてみた.はじめに21.200MHzでSWR=1.0になるようにチューナーを調整してから,アナライザの周波数を21.0MHz付近から21.45MHzまで変化させてSWR,インピーダンス,リアクタンスを測定した.周波数とSWRの変化を簡単にグラフにしてみたが,かなり広範囲でマッチングが得られていることがわかる.アンテナの調整中,SWRが非常に不安定になったことがあったが,原因は同軸ケーブルとすぐ近くにあったSUSのチェーンが干渉していたためだった.このことから,本格的に使うためには回り込み等の障害を防ぐためにもRFチョークを同軸ケーブルに挿入した方が良いことがわかる.

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このアンテナをフィールドデイコンテストで使用してみたが,21MHz-SSB-5Wでコンディションに助けられつつも遠距離では沖縄,北海道,新潟,栃木とQSOすることが出来た.まだ,使い込んではいないがなかなかの好感触だ.製作も簡単なので一度製作してみては如何だろうか?狭い場所での7MHz運用のためにエレメント短縮の実験も面白そうだ.
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by buchi1201 | 2007-08-06 23:32 | 無線