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CQ出版社「ソフトウェア・ラジオの実験」

ここしばらくの間,CQ出版社から自作関連の書籍が相次いで出版されるようだが,そのひとつの「ソフトウェア・ラジオの実験」を買ってみた.

ソフトウェア・ラジオというものがどんなものかについてはこのWikiを参照してもらった方がよくわかると思うが,この書籍は簡単なソフトウェア・ラジオを製作するための基板が付録で付いている.

本を手に取っての第一印象は,「うわっ薄っ!」^^;).妄想の中では,付録の実験基板で作るソフトウェア・ラジオをベースに,受信周波数の拡大やら,BPFやら,VFOやらの実験記事がてんこもりになっていると思っていたのだが,かなり拍子抜け.このあたりは,CQ誌エレキジャックで補間ということか….まぁ,しかし,この本の付録に付いている基板をきちんと動作させるように組み立てることは,いまだに初心者の域を越えない私には難儀だろうな^^;).

私の若かりし頃(ちなみに精神的には若いつもりだっ!)には,「ラジオの製作」とか「初歩のラジオ」とかの主にティーンエイジャー向けの電子工作雑誌があって,BCL,アマチュア無線,電子工作,マイコン(昔は「パソコン」ではなくこう言った.いまではPICとかAVRのようなワンチップマイクロコンピュータを指すことが多い.昔話をはじめると「万引き少年ゲーム」のダンスを踊ってしまうのでこのあたりで…)等々の記事が満載で(一部の)少年の心を引きつけまくりだったのだ.ちなみに「ラジオの製作」は「ラ製」,「初歩のラジオ」は「初ラ」と略するのが一般的.ほかには「月刊短波」というBCL雑誌もあったが,この雑誌の活字がこれまた細かかった!当時は「ラジオの製作」の製作記事を読んでも「予算◯千円」という文字に,パーツ代にはとても足りない小遣銭を恨めしく思ったものだ.今は「ラ製」も初ラ」も姿を消して久しいが,レベル・内容に関しては別として入門向け電子工作関連の書籍が増えることは大歓迎!

話は変わるが,明日は久しぶりに明石市内で移動運用してみようか,などと考えている.

by buchi1201 | 2007-08-25 22:30 | 無線